rakugo

先日、ある女性落語家さんの記事を見たんですが
師匠からの教えで、
心に残っていることの1つに「 先繰り機転(さきぐりきてん) 」 というものを、あげていました。

これは、師匠が言いたいことや、してほしいことを見抜けるようになることだそうです。

この教えがどれだけ大事か、自分が弟子をとる
ようになってよく分かったと言われます。

毎日一緒にいて怒られ教えられていく中で、
師匠はこういう時、こうするんじゃないか、
こうしてほしいんじゃないか、
と見抜ける子は伸びるのが早く、
逆に、見抜けない子というのは、結局全部自分の寸法でやってしまう。
そうなると、高座に上がっても
お客様の反応よりも、自分のやりたいようにやってしまうのだそうです。

大切なのは、教えを素直に聞ける耳を、持っているか?ということでした。

仕事におきましても、ついつい、自分のものさしで物事を、進めがちになります。

お客さまや、周りの人たちへ、先繰り機転を利かせられるように、
がんばっていきたいと思います。




人間関係やコミュニケーションで最も大事な事の
一つが、相手の立場に立って考えることができる
能力です。自分のことばかり考えている人、自己
中心的な人は相手の気持ちがわからない。機転が
利く人はその場の空気が読める。空気が読める人
は、自分のことより先に相手のことを考えること
が出来る。身近な人の気持ちがわからなかったら、
他の多くの人の気持ちなど分かるはずがない。
「先繰り機転」
人の気持ちがわかる、機転の利く人でありたいです。