CM
今年も二ヶ月が過ぎようとしています。
今年から放送されているGoogleのCMが面白いです。
バンバン放送しているようなのでテレビで見た人も多いはずです。
みなさんは、Googleの新年にやっていたCMで出てくる人が、
みんな失敗ばかりするものを見たことがありますか?
サッカーのリフティングをしていたら、ボールに乗ってしまって、
ひっくり返ったりパリパリ餃子を、
作ろうとしたら黒焦げになってしまったり
太鼓を勢いよく叩いていたら、
バチがすっぽ抜けて飛んで行ってしまったり
そんな失敗のシーンが続き、
最後に「 今年も、たくさん失敗できるように。」「 さがそう。」という、メッセージで、CMは終わります。
このCMの最後に出て来る
「 今年もたくさん失敗出来るように探そう 」
というメッセージがとても印象的だな、と感じました。
普通は新年早々、「 失敗 」なんていう
縁起の悪い言葉は使わないと思いますが、
しかし敢えて1年の目標を立てるこの時に
「 失敗 」という言葉を持ってきたところに、
強いメッセージを感じるんです。
「 失敗出来るように 」という言葉を選んだ
その時代感覚の鋭さに脱帽です。
「 失敗 」というネガティブな言葉と
「 出来る 」というポジティブな言葉と組み合わせることで、
「 失敗は無駄ではなくて財産である。
だからどんどん挑戦して失敗という財産を増やせ 」
「 今年を” 挑戦の年 ”にしよう! 」
ということを言いたかったのではないかと。
日本には挑戦を敬遠し失敗を嫌がる空気があります。
定年退職なんかの挨拶で
「 大過なく過ごすことが出来たのも
皆様のご指導あってのことと感謝しております 」
なんて言うのもその証拠。
守りの姿勢を捨てて
どんどん失敗しながら道を探さないと、
時代の変化についていけなくなってしまいます。
Googleは、
「 失敗するのは、今まで、やったことのないことにチャレンジしている証拠。
あなたも、夢中になれる何かを、見つけてみませんか?」というメッセージを、CMに込めたのだそうです。
このCMを見て、
いっぱい失敗しても、挑戦し続ける、そんな一年にしたいな、と。
新たな一歩を踏み出す勇気をくれるGoogleのCM動画。